ペットショップでの生体販売をやめてほしい、という願いを持つ人たちは大勢います。

大勢いるけど実現には程遠い。そんな現状です。

私も生体販売はやめて欲しいという中のひとりです。

でも最近Twitterを見てて「生体販売禁止を訴える人の中にも3種類いる!」と思ったんですね。

  • 店頭での生体販売そのものを反対する人
  • 「ペットショップ自体をなくした方がいい」という人
  • 「そもそも動物をお金で買うべきではない」という人

①店頭での生体販売そのものを反対

子犬・子猫(以下、子犬)への負担もそうですが、多くは、ショーケースに入れるあの展示方法が「動物を衝動買い」する行動に繋がってしまうという理由からペットショップでの生体販売はやめた方がいいという意見。

「繁殖させて子犬を販売する」という仕組みを否定しているわけではなく、ペットショップの店内で実際に動物を展示して販売する方法を否定しています。

②ペットショップ自体をなくした方がいい

ペットショップ店舗を社会からなくした方がいいという意見。

動物を購入したい場合はペットショップではなく、ブリーダーからお客さんが直接購入。

常識のあるブリーダーであれば、お客さんがきちんと動物を飼える資格があるかどうかを判断して「適性のない人には売らない」こともできるので虐待やネグレクトから動物を守ることができます。

③そもそも動物をお金で買うべきではない

これはなかなか極端な意見ですが、命に値段をつけることは人間のエゴではないか?というもの。

人間と動物の本来の関係を見直す大事な議題ではありますが、ペットだけではなく、家畜などの経済動物の存在もあるので動物とお金を切り離すことは難しいと思います。

この3つの中で正解をひとつだけ選べ。とかではなく、どれも正解だと思うんですよね。

生体販売なくなるとどうなる?

動物を取り巻く社会には、獣医師、トレーナー、ペットフードを作る人、ペットフードを売る人、商品を運ぶ人など、数え切れないぐらいの人間が関わっていて、その何倍もの家族があります。

その全ての人の暮らしを維持しながら、全ての問題を解決するというのは残念ながら不可能です。

例えば、日本で生体販売を禁止にした場合の影響を素人が考えられる範囲でシュミレーションしてみます。

まず打撃を受けるのはペットショップを運営している会社ではないでしょうか。

動物はいわば単価の高い商品です。

しかもペットの飼育数が増加している現代では結構な稼ぎ頭だと思うんです。

そんな稼ぎ頭がなくなるとペットショップの経営は厳しくなり、店は潰れ、人件費も削らなければならない…

その企業が運営するペットショップに子犬を卸していた「パピーミル」と呼ばれる大規模な繁殖業者。

生産者側の人たちは納品する先がなくなりこちらも潰れます。

子犬に限らず、フードやトイレシート、ペットが生きる上で大切な商品を作っている会社・工場にも波及することでしょう。

生体販売をなくせというのは簡単ですが、なくした場合に失われるものをどう補うか、どう守るかを同時に考えなければこの目標にはたどり着きません。

むしろそっちが大事。

理想のペットショップはコレよ

まず、ペットショップと言われてあなたは何を思い浮かべますか?

あまりペット業界の知識や動物に詳しくない人が想像するのはまず子犬が入ったショーケースですよね。

あれ正式名称なんて言うんだろ…。

あのショーケースに個体の値段が貼ってあって、店内にはフードやおもちゃ。

大きめのショップだと小鳥や小動物も売っていますね。

つまり、日本でいうペットショップは生体が売られていて当たり前。

何も知らない人が「ここペットショップですよ」と言われて入ったお店に子犬・子猫がいなかったら「あ〜わんちゃんはいないのね〜」ってなりますよ。高確率で。

まじで実験してほしい。

日本でのペットショップの認識は「動物が売っている場所でそれに付属して動物の生活用品が売っている場所」なんです。

でも、動物が売っていなくてもペットショップって存在できると思います。

だって、生体を販売している一方でたくさんのフードやグッズを売ってるじゃないですか!

ペットが暮らす上で欠かせないものをまとめて売ってくれているじゃないですか!!

生体を売るのではなくて、暮らしに必要なものを売るプロフェッショナルになるんですよ全国のペットショップの皆さん!

とか調子こいて言ってみる。

だって実際、「最近は犬の商品もすごくいいもの売ってるからね〜」とは言うものの、もう少し満足感のあるものが発明されてもいいのになぁと、消費者目線では思いません?

このドッグウェアめっちゃいい機能性なのにデザインが鬼ダサい(泣)

みたいな。逆も然り。

ペットと暮らす日本人が増えてるのは確実なんだから、ペットの生活必需品の需要が上がるのも当然。

同時にね、クオリティを求める声も増えると思うんですよ。

国産の技術力を集めれば「とてつもなく軽いけどとてつもなく頑丈なリード」とかできそうじゃないですか?

「どえらい可愛くてぬめりのつきにくいエサ皿」とか。

てかほしい!誰か作って!!

日本のものづくりの現場をもっともっと熱くできそう!

素人考えだけど!

でも、みんながみんないいものを買うわけじゃない…そこがちょっとつまづくところだと思います。

ペットは飼っているけど、そのペットが使うものに関しては「使えればいい」というテンションで買う、クオリティにあまり興味ない層が結構います。

ペットにもいいものを与えるのが当たり前な世界になれば、生活用品だけのペットショップでもいけそうな気がします。

それに犬の幼稚園併設してもいいと思います。

いつでも相談できるようなプロがいると安心しますよね。

そういった身近なショップが欲しいな〜って自分が思うのもあります。

生体の販売は繁殖業者さんにお任せして、ペットショップはモノを販売するプロになれば、不幸になる命がそもそも生まれて来ないし、既存のペットショップが潰れる可能性も低くできるし、結構うまく回るんじゃないかな〜なんて考えてみました。

あくまで素人が考えた新しいペットショップのあり方なので、こんなこと考える変態もいるんだなぁとどっかにシェアしてくれたら嬉しいです。

生体販売なくなって欲しいし、なくなっても消費者が不便することなんてないんだよな〜。

商品を提供してくれる人たちをどう救うかで、ペットショップの未来って変わる気がする。

書いた人

nakamurahusky

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